このページは特に特定のジャンルにこだわらず、何でもその時にいいと思ったものを紹介していきます。
ニューヨーク出身のシンガーソングライター。シングル「love song」で日本でもブレークしたアーティストです。
シングルはわりとポップなフォークソングですが、アルバム全体を聴くとかなりバラエティーにとんだサウンドになっています。
この辺のバラエティの豊かさは、プロデューサー兼アレンジャーのジョシュ・エイブラハムズの手腕によっているのでしょうね。
ボクはこの手の「女性ポップ・アーティスト」のようなカテゴリーの音楽が好きなのですが、その最大の理由は「プロデューサーやスタジオミュージシャンが
優秀で、音作りにおいて非常に手堅いものを作る」という事に尽きるとおもいます。AMIELには失礼ですが、この手のアイドル的な歌手のアルバムは
セールスが見込めるためにレコード会社が莫大な金を使って、超一流のプロデューサー、アレンジャー、スタジオミュージシャンを雇うので、
演奏やアレンジの完成度は非常に高いのです(歌唱力は別にして)。この辺の感じは例えば、「ハリウッド映画はストーリーや演技力といった点ではつまらないが、
そのSFXやカメラワークの技術は超一流である」といった理屈に似ている気がします。そんなわけでこのアルバムもご他聞にもれず、「AMIELの美貌やアイドル的なカリスマ性という看板を
フル活用して、その裏で超一流のミュージシャン達が思う存分音楽的遊戯を楽しんでいる」といったものになってて、ハズれのない手堅い1枚になってます。
どの曲もアレンジがメチャメチャかっこいいです。
ご存知、村上龍の新刊です。村上龍は以前から大好きで、出版された作品は殆ど読んでいるのですが、これは1,2を争うくらいよいものでした。
やっぱり、この作家の集中力って半端じゃないんですよね。これを2,3ヶ月で書き上げるって、人間業じゃないです。ストーリー的には、
「昭和歌謡大全集」の続編みたいな形になってて、個人的にお気に入りだった「イシハラ」が大活躍するのがとてもうれしかった。
やっぱり村上龍はこういった「あらゆる層の人々から見放されたような」独特なアウトローを描かせたら天下一品です。作中にもありましたが
この作品自体もやはり、さまざまなメタファーに満ちており、あえて説明するのがはばかられるのでそれほど詳しくは説明しませんが、
とにかく「現代社会への警鐘」ともとれるメタファーが満載です。そのへんは読んでみて感じ取ってもらうのが一番です。「本当に欲しいものが
分からないやつは一生それを手に入れることは出来ないんだ」このメタファーを代弁しているのは、果たして誰なのでしょうか、そういった意味では
イシハラ以下、例のオタク達は、何かブレイクスルーの可能性を秘めた存在に思えます。
claptonではなくjohnsonです。