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現在、このページは制作中の段階ですが、まずは華厳思想の教理について少しずつ紹介していきます。仕事の合間の作業なので、アップが遅いと思いますが、メインページと合わせてご参照ください。

(吉田叡禮 九拜)



Introduction

  華厳思想。それは、中国唐代において体系化された一大佛教思想体系である。この華厳思想に関係する思想、およびその周辺を視野に入れた研究を総称して華厳学と呼ぶ。

  華厳思想は、『華厳経』(具名『大方廣佛華嚴經』)を所依の経としつつ、従来の(あるいは同時代における)思想体系を呑み込んだ極めて高度かつ精緻な教理体系であり、天台教学と並んで中国仏教の双璧と目されている。

  それは、一即一切・一切即一、重重無盡、六相円融、唯心などの思想をその内容とし、現代に至るまで、とくに中国・朝鮮・日本など東アジアの地に展開した思想や文化の根底に深く根差しており、禅・浄土・密教・唯識はもとより、道学・宋明理学など、中国佛教およびその影響と反映の下にある思想や哲学・歴史・文化(美術・建築を含む)を理解・研究する上で、是非とも了解しておく必要のある教理体系である。

  華厳思想は、近代科学の分野においても密かに或いは正面から重視され、依用されてきた(これについては、易学についても同様のことが言える)。今日の文明を築く礎となっているといっても、決して過言ではない。当に人類が築き上げてきた叡智の結晶というべきである。

  中国・韓国・日本では、歴史的転期を迎える時、殆んどの場合、影でそのエネルギーを支えてきたイデアこそ華厳思想であった。近代においては、『大乗起信論』の思想とそれへの研究成果もこれに加える必要が有るが、同書を或る意味で価値付け、読み方の方向付けを確立したのは、唐代に華厳思想を大成した賢首大師法蔵の著書『大乗起信論義記』であったことを惟うとき、寔にその影響の大なるを知るべきである。


 INDEX

   唯心思想の展開
   『華厳五教章』決択前後意第七を学ぶ
   
『華厳五教章』施設異相第八を学